| ●燃焼系ダイエットは苦しいダイエット
燃焼系!燃焼系!○○○○○!などというコマーシャルがあるように、ダイエットは脂肪を燃焼して痩せるという認識が一般的になっているけれど、それは痩せる仕組みを知らない人が間違って言っている事なんです。
そもそも、生理学にはダイエット理論というものはなく、せいぜい、空腹期の中間代謝という事で説明があるだけで、本格的なダイエット理論には、空腹期の中間代謝の他に、蛋白質の合成、酵素(蛋白質)活性、非燃焼系ダイエットなどを加えて説明しないと、いわゆる自己流ダイエットと同じレベルに落ち込んでしまうのです。
そして、燃焼系ダイエットだけで、10キロ以上の本格痩身に取り組もうとすると、苦しんだり、結果が出なかったり、健康を害したりという事になりかねないのです。このあたりの事は、ちょっと難しいけれど、理解してしまえば、実際のダイエットにも応用できるし、自己流ダイエットの危険性についても、よ〜く分かるようになるんです。
これから、燃焼系ダイエットと非燃焼系ダイエットについて説明を試みたいと思います。

上図は燃焼系ダイエットを解説したものなんですが、体脂肪というのは、何と、血糖値が高いうちは、カロリーとして使われる事はないのです。血糖値を維持する段階になって、はじめて使われ始めるのです。血糖値を維持する段階になると、交感神経はアドレナリン、グルカゴンなどのエネルギー遊離ホルモンに指令を出し、体脂肪の分解を始める。体脂肪は、グリセロールと(遊離)脂肪酸に分解され、グリセロールは肝臓でブドウ糖に合成され、血糖値を維持(脳のエネルギー補給用)脂肪酸は脳以外の細胞でエネルギー源として使われていきます。

燃焼系ダイエットで、グリコーゲンと体脂肪だけが、エネルギーとして使われてくれれば、ダイエットは非常に簡単で、危険のないものになりますね。ところが、これだけで話が終わらないから、ややこしく、なってしまうのです。
その問題点の主役が蛋白質です。実は、グリコーゲンや体脂肪と同じように蛋白質もエネルギーとして使われてしまうのです。更に蛋白質と脂肪は同じ量でも、カロリーは脂肪の方が2倍多いので、エネルギーとして使われる場合、蛋白質は脂肪に比べて、2倍のスピードで減ってしまいます。ですから食事制限をすると、まず皮下のコラーゲンと言う蛋白質がエネルギーとして使われますから、顔がやつれるという症状が現れます。この時、体脂肪はほとんど減っていません。そしてそのまま食事制限を続けると、蛋白質を作れない、蛋白質が働けない状態になっていくのです。
分かりやすく1つの例で説明すると
正常な生理(排卵も正常)→ 生理はあるが排卵はない(自覚症状ナシ)→ 生理の停止(もちろん排卵もナシ)
このようにして、自己流ダイエットによる不妊症が発症するのです。
ですから、食事制限をした場合、必ず蛋白質補給と酵素(蛋白質)活性するためのビタミン、ミネラル補給が必要になります。この認識がなく本格痩身に取り組むと、悲惨な結果になってしまうのです。

体脂肪は、エネルギーとして使われて減るというルートとは別のルートがあり、これはなぜかあまり知られていないルートなのです。血糖値が下がると、体脂肪の分解がおこり血中に体脂肪から遊離した脂肪酸が増えていきます。ちなみに、体脂肪から遊離した脂肪酸の血中濃度が上がると、空腹感を感じてきます。脂肪酸は脳以外の細胞ではエネルギーとして燃焼されますが、肝臓にいくとケトン体という有機物に作り変えられます。このケトン体というのは、便利な有機物で、脂肪酸ではできなかった脳へのエネルギー供給ができ、更に尿や呼気、汗と共に体外に排出することが可能なのです。燃焼しないで体外に排出、これが非燃焼系ダイエットの真価であり、みるみる痩せる理由なのです。
そして、非燃焼系ダイエットがうまくできているかどうかは、尿試験紙によって検査できます。
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